産後ケアの重要性。”マドレボニータ”に感謝。
産後6ヶ月を過ぎて、自分の精神面・肉体面が如実に変わってきた。
前より冷静に物事を考えられる余裕もできたし、体も元気になった。
一気に「産後」という期間を脱出したことを感じる。
産後の状態については、
妊娠期間中から「産後うつ」等について予備知識をインプットされる機会が結構あり、
行政や病院もおそらくそのケアを重要視しているのだろうというのが伺える。
例えば、病院で何度もあった心の状態についてアンケートがあったり、
区の保健師さんの1ヶ月の訪問でのお話などでもそれを感じた。
ちなみに、個人的にはNHKの番組「ママたちが非常事態!?最新科学で迫る ニッポンの子育て」も素晴らしいと思った。
とはいえ、いくら予備知識があったとしても、
産前の情報って実感なく「へー・・」としか思えないから(私だけ?!)
ここにも書いたけれど、個人的には産後の大変さは想像を超えていた。
ステージごとに色々な種類の大変さがあって(ちなみに最近は夜泣きと後追い泣き)
乗り越えて振り返ってみれば、大したことじゃないことも沢山あるし
人間なので、早くももうその時々の苦労を忘れそうなのだが、
それでも、乗り越えるためには「産後ケア」支援の重要性は論を待たないように思う。
そんな中で最近、1ヶ月通っていた「マドレボニータ」のクラスが終了した。
マドレボニータは、産後ママ10-15人くらいが赤ちゃん連れでスタジオに集まって
赤ちゃんをゴロンと一緒に寝かせながら(時には一緒に抱っこしながら)
バランスボールで有酸素運動をすることをメインとした「産後ケア」のクラスだ。
自分にとっては産後の中で一番効用が高かった取り組みだと思ったので
備忘まで書いておく。
***
マドレボニータの良かったところは、
その①「自分」にフォーカスする
マドレボニータでは、徹底して子供より「自分」にフォーカスする。
「●●ちゃんのお母さん」ではなくて、自分の名前
「娘は●ヶ月」ではなくて、自分が「産後何ヶ月」と言う。
・・・そんな呼び方、言い方一つにもそれが現れる。
赤ちゃんとの触れ合い重視、ではなくて、
もちろん赤ちゃんが泣いたりしたら最優先でお世話するけれど、
基本的には「自分の体」の回復のためのストレッチ、腹筋、ウォーキング。
運動後に少し話し合うシェアリングの時間があるが、
それも育児の悩みとかではなくて、
自分の「仕事・パートナー・将来」などについてシェアする。
当たり前のようで、産後いかに「自分」を忘れて
「赤ちゃんのママ」になっていたか気付かされるのである。
その② 汗をかく
産後ストレスが溜まったことの一つに、運動不足がある。
家にいる時間が長いし、私の場合はめちゃ太った(というか、戻らない)し、
長時間抱っこなどで体バキバキ、、、
産前はまぁまぁ運動するタイプの人間だったから、
体のためにも、気持ちのリフレッシュのためにも、かなり運動したい欲求は高いのに、
子供がいると今までのように
気軽にジム、習い事、ちょっと走りに、、というのができない。
これって結構ストレス。
ストレス→でも食べる動かない→太る→さらにストレス、、、
という女子にありがち(私だけ!?)な体と心を巻き込む悪循環
でも、自分の運動のために子供を預けると言うのはどうしても優先順位が下がってしまい、
なかなか実現できないのが実態だ。
そんな中で、マドレボニータのようにお子様同伴で行って「汗がかける」というのは
私にとっては非常に貴重だ。
汗かいて気持ちよくて、体だけではなくて心も改善する。
あぁ、人間ってフィジカルと心が一体なものだよなーと実感する。
③ママ・ベビーたちに出会う
クラスの真ん中でゴロゴロしている赤ちゃんたちを見るのはそれだけで癒される。
我が子も他の子に刺激されて少し成長した気が・・?
そして、午前中のクラスだったので、お昼頃に終了して、
だいたい皆さんとお昼を食べて解散する。
同じくらいの月齢のお母さんたちに会って情報交換できるのも良いところだ。
***
マドレボニータは認定NPO法人。
吉岡マコさんという方が産後ケアの必要性を感じて
試行錯誤で全国展開・10周年までになった素晴らしい試みだ。
ありがたやー。
(ちなみに、Readyforでクラウドファンディングしてるみたいです。)
こんな風に「足りない」への解決を自分で作り出して
良いことの輪を広げられるのって素晴らしい。
〆
2コメント
2018.04.17 04:41
2018.04.16 03:43