魅惑のショッピングデイズ:わが家の裏側編。。

さて、ショッピングデーについて一つ前に投稿したのだが。


先日、日本に帰国している時に、友人から、

「苦労した・大変なことも書きなよ」

と言われた。


その心は、

子連れ留学(というか母娘留学)は

それなりに苦労もするのだ、というのがわかった方が、

超人の違う世界の話ではなくて共感できるし。

とのアドバイス。

(でも、皆さん、やればできるよー。諦めないでよー。)


ということで、夫が日本に留まるため、

今回の渡米から、本当に赤ちゃんと二人きりの生活が始まったわけだが、

その最初の1週間となる今週のショッピングーデーに至る裏側を少し。


***


サマープログラム後に、夫の帰国と合わせて

私が娘と日本に帰国したのは、

友人の結婚式に出席することが目的だったので、

どうしてもスケジュール上、ボストンへの戻りが授業開始前日になってしまった。


この余裕のないスケジュールが一因でもあるのだが、

この最初の1週間終了までは、結構キツかった。


9月に1歳を迎えるお嬢さんの誕生日を

夫やジジババが祝えないのも切ないので、

日本で少し早めの誕生会をして

(一升餅の代わりにリュックに切り餅を詰め込んで歩かせるという謎の儀式を開催)

日本の家の引越しをして、結婚式に行って、、、、

日本での滞在もあっという間に終了し、


いざボストンへ出発。


***


今回、日程的にボストン直行便が取れず、

朝の便でニューヨーク経由だったので、


なんなら前日の夜に娘さんには夫に沢山遊んでもらって夜更かしてもらい、

飛行機の中でぐっすり寝て起きたらアメリカの朝、

ということになれば、

飛行機搭乗中も楽で、東部時間への時差調整もバッチリではないか?


という棚ぼたプラン(というか絵に描いた餅プラン)を

夫と描いていたのだが、


そう上手くいかないのが人生だ。。。。


なんと、

当日朝に飛行機がまさかの8時間ディレイを発表。


朝、空港でネゴるも、

結局ニューヨークからの乗り換え便を振り返られただけで、

地獄の夕方出発になってしまった。。。


娘さんは飛行機に乗る前に空港で昼間ぐっすり寝てるし、

こ、これは飛行機で寝てくれないのではないかとの恐怖を感じつつ、

しばらく離れ離れとなる夫との別れを惜しみながら、

母娘ジャーニーを開始すべく、ゲートへ突入。


***


フライト前日までバタバタしていたので、

ゲートをくぐって一人(二人)になった瞬間から、

なんとなく喉のイガイガを感じる。


いやいや、ここで風邪引くのはヤバい、

と思い、空港で葛根湯を購入。


フライトに乗り込んだ瞬間飲み干していたら

CAさんに「ご気分悪いんですか?」と心配されるも、

「あ、いや、自分に負けないためです。」

と訳のわからない回答をする。


優しく声をかけてくれるCAさんに気遣ってもらって、

元気に遊ぶ娘さんを、狭い空間でエンターテインしまくりながら、

フライトを乗り切った。


「フライトって、映画とか本とか見ながら悠々過ごすもんだよね」

という商社マン的な概念はもはや過去のもので、


時差でわけわからぬ中、赤ちゃんのミルク・離乳食時間管理しつつ、

歩きたすぎて騒ぐ、抱っこしないと寝ない娘さんのお守りをしつつ、

娘に邪魔されないように、横を向いて自分のご飯を掻き込み、

ヘッドフォンやら挟まっている雑誌やらを娘さんが荒らすのを必死で止める、

という、修行のような13時間であった。。。


***


ということで、

やっとの思いでニューヨークの乗り換えも終えて、

ボストンのLogan空港に着いたのは、

結局、夜11時頃。


社費留学ではないので、

会社から引越し代の補助が出るわけでもなく、

自力で荷物を運ぶべく、

パンパンに詰めた重量制限ギリギリのスーツケース3つを持って行っており、

あと、ベビーカーと手荷物と抱っこした娘さん・・・。


さて、どうしよう、、

と思っていると、


手荷物受け取りで周りのお客さんが、荷物をカートに積むのを手伝ってくれたり、

タクシードライバーさんも気を使って入り口近くまで寄せて荷物を降ろしてくれたり、

アパートでもパーティ帰りと思しきご機嫌な学生が段差を持ち上げてくれたり。


かなり時間はかかったが、

周囲に助けられつつ、無事部屋まで辿り着いて、


本当に感謝・感謝。


***


翌日、

学校開始前の一日の猶予は、

荷ほどき、買い出し、娘の保育園荷物の準備やペーパーワーク、

出たい授業のスケジュール最終チェックなどに追われ、

あれよあれよと時差ボケのままショッピングデーに突入。


娘の保育園と学校の開始日が同時だったのだが、

保育園のルールで、登園初日はずっと付き添わないといけない、

ということだったので、

学校開始日は保育園に行かずベビーシッターさんに終日お願いし、

保育園の初日を一日開始をずらしてもらうことに。


ショッピングしたい授業がなかった

学校開始二日目の午前中に、

保育園に行って慣らし保育開始。

午後はベビーシッターさんに託して授業へ。


そんな一日だけの「なんちゃって慣らし保育」で、

翌日から朝8時に登園。


ギャン泣きの娘を置いて

心を鬼にして8時45分からの授業に向かう。


保育園の先生からは

「なるべくしばらくは短い時間で」

と言われていたが、


とはいえ授業を休むわけにもいかず、

行けるのはランチタイムだけだったので、

昼休みに保育園に戻って娘にお昼ご飯をあげてお茶を濁す。


お昼を食べ終わって眠くなり、

ギャン泣きする娘をまた置いて授業へ行き、

授業より保育園の方が早く終わるので、

ベビーシッターさんに迎えに行ってもらう。


家に帰ってくると、

翌日の課題とか入札ポイント戦略とかを考えるどころではなく、

慣れない環境でストレスの貯まって泣きじゃくりながら迎えてくれた娘さんを

沢山抱っこして、ご飯を食べて、一緒にお風呂に入って寝かせる。


その時点で時差ボケの自分も眠いので、

まずは寝ることにして、夜中に起きて翌日の作業。。。


睡眠不足と戦い、授業の準備不足とも戦いながら、

やっとの思いで、授業を乗り切り、入札を乗り切り、教授とのMTGを乗り切り、

ついに金曜日を終えた。


***


書いてるだけで、思い出して疲れてきたが、


週末まで乗り切ったーーー!!!!!

と叫びたい。

(というのを共有できる夫が近くにいないのが寂しい。。。)


何より負担をかけた娘に申し訳ないという気持ちを飲み込みつつ、

本当に助けて頂いた周りの人々に感謝・感謝である。


***


同級生の親グループのWhatsAppでは、


「私が雇ったNannyが子供(17ヶ月)を虐待した疑いがあって、

 今日解雇しました。

 今のAgentはもう使いたくないので、

 誰か安心できるNanny紹介してくれませんか、

 あと、保育園に行っているママ達は空きがないか聞いてもらえると嬉しいです。」


 「今日の授業、出たかったのに息子が熱を出して今から保育園ピックアップです。

  誰かあの授業どうだったか教えてください」


という悲痛な叫びや、支え合うメッセージが飛び交う。


やっぱりみんな、子供と引っ越して新しい環境は、何かと大変らしい。


***


実はスケジューリングミスで一つ授業を逃して焦ったけど、

実は卒業させた娘ちゃんのおしゃぶりをちょっと復活させてしまったけど、

実は娘がベビーベッドで全然寝なくてシングルベッドで二人で寝るときついけど、


とにかく、


娘さんが元気で、

信頼できる優しいベビーシッターさんがいて、

シッターさんの面接など色々な準備を滞在中にしてくれた夫が(日本に)いて、

時間が短くとも、環境の良い保育園が確保でき


無事1週間を乗り切れただけでも


ありがたや、ありがたや、、


である。



って、まだこれからが本番なんですけどーーー!!!




(羽田空港にて、夫と娘の最後のひと時。)

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